アーミングの精度(アーミングしてもチューニングが狂わないかどうかを数値的に判断するテスト)というのを考えてみました。
まず、ペグ側でのロックをしっかりした状態で、チューナーで定位置にチューニングします。
次に、アームダウン動作を3回やって、1弦~6弦をチューナーでチェックします。
次に、アームアップ動作を3回やって、1弦~6弦をチューナーでチェックします。
以上の、テストの結果、どれぐらいズレが生じているかを調べます。
ちなみに、私の所有している、「RG370ZB」での、テスト結果は以下の通りです。
アームダウン時の結果
1弦(-2セント)
2弦(-3セント)
3弦(-5セント)
4弦(-3セント)
5弦(-2セント)
6弦(-1セント)
アームアップ時の結果
1弦(+12セント)
2弦(+10セント)
3弦(+14セント)
4弦(+13セント)
5弦(+10セント)
6弦(+10セント)
以上の結果からわかるように、アームアップ時にはチューニングは全般的にアップし、アームダウン時にはチューニングは全般的に下がっているというのが分かると思います。
また、ダウン時の狂いは-5セント前後ですが、アップ時の狂いが+10セント以上と大きいのが特徴ですね。
ちなみに、「RG652MPB」だと、この狂いがもっと小さくなるわけです。
ギターの品質、そのギターのアームユニットの精度を計測する場合の1つの方法として有効だと思うので、考えてみたのですが、実は、これを、ヤフオクで出品しているギター屋さんに、「実際やってみてくれないか?」と、なんとも不躾な対応をお願いしたのですがw
なんと、なんと、快く引き受けてくれたんですねこれがw というわけで、とても嬉しかったので、そのヤフオクで出品している案件をご紹介しておこうかと思います。
こちら
Yahoo!オークション - Ibanez RGT1220PB ABS Antique Brown Stained ア...
そして、その解答して頂いた質問がこちらですね。
質問一覧
質問1 投稿者:キュア / 評価:4 (評価の詳細) 2月 3日 16時 12分 |
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質問失礼します。こちらのギター、アーミングやってもチューニングが狂わないぐらいの精度でしょうか?例えば、ペグ側をロックした状態で、アームダウン3回やった後、チューナーで計測、同様に、アームアップ3回やった後に、チューナーで計測、といったテストをやってみて、どういう結果がでるか、といったとこを知りたいのですが、可能でしたら教えて頂けると嬉しいです。 |
回答 2月 3日 18時 47分 |
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当方の商品にお問い合わせをいただき、ありがとうございます。アーミングによるチューニングの狂いは聴感上は感じられませんが、チューニングメーターでは半音の1/10音程の狂いを確認致しました。完全にアーミング前の状態に戻る結果ではございませんでしたが、精度は出ている印象ではございます。更にアームの使用状況や弦のコンディションによっては今回の確認以上の狂いが出る場合もございますので御了承下さい。あとチューニングの件ではないのですが、商品の状態は良好ですが永くお使い頂くためにも、お届け前にメーカーの再調整の後お届けも可能です。ご検討いただきます様よろしくお願い致します |
ふむ~、なるほど、回答結果から考えると、この「RGT1220PB」というギターは、「RG652MPB」とほぼ同じぐらいの、アーミング精度を持っていると考えられそうですね~。
ほむ~、ということは、このギター、買っても問題なさそうに思えますね~。まあ、16万もする高額商品なので、そう簡単には買えないかもしれませんが、でも、アーミングテストの結果は良好だったので、これは信頼していいギターなんじゃないかな。
はい、では、アームの精度を測る方法として、アームテスト法、今後のギター選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
では、今回はこのへんで、またね~('ω')ノ