ハモマーの違い

 

ハーモニックマイナースケール、一般的にはそう呼ばれてるスケールですが、実はこれには2種類のあるんですよね~。音の構成は同じなんだけど、どこから始めるかで、機能的にも印象的にもだいぶ違ったものになる。

 

んで、ちょっとこの2つの違いはハッキリさせておいた方がいいなと思ったので、ハッキリ定義しておくことにしました。まあ、自分の中での区別って感じですが。

 

即ちw

 

ナチュラルハーモニックマイナー」と「ドミナントハーモニックマイナー」という風に呼んで違いをはっきりさせておくとしましょう。

 

ナチュラルハーモニックマイナーとは?

 

KEY=Amで言えば、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ♯、という並び。ナチュラルマイナースケールのソの音を半音上げたスケール。この場合トニックは「A」になるので、コード進行もAmのダイアトニックコードが普通に使える。これに対し、もう一つ別なのが、

 

ドミナントハーモニックマイナーとは?

 

同じようにAmで言えば、ミ、ソ♯、ラ、シ、ド、レ、というお馴染みの中近東っぽい感じのスケールですね~。一般的にはこれをハーモニックマイナーと呼んでるみたいだけど、正確には「ハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウ」というらしいw

 

めんどくさい名前なので、ドミナントモーションで使うハーモニックマイナースケールという意味で、「ドミナントハーモニックマイナー」と呼ぶことにするw

 

略して、Dハモ。んで、ナチュラルハーモニックの方は、Nハモ。ハモには実はこの2種類がいるんですよって話ですねw

 

Nハモは、Amがちょこっと変化しただけ、基本Am的な使い方ができるスケールですね。Ðハモは、ドミナントコード上で主に使われるスケールなので、コードがドミナントコードのみという感じで、結構制約がきつい。

 

私がマンネリだな~としょっちゅう言ってるのは「Dハモ」の方かな~。なんせコードが動かせないし、バッキングがみんな同じになっちゃう問題があるもんねえ。

 

でも、じゃ、「Nハモ」の場合はどうだろう?こっちはアドリブであまりやったことがないスケールだけど、こちらは普通のAmという感じのスケールだよね。でも、実はこのスケール、不思議な響きを持っているんだよね~。

 

どいうことかというと、バッキングで、Amの5度の音を半音ずつ変化させていく伴奏でやってみると、とても美しい響きになる。5度の変化は、具体的に言うと、ミ、ファ、ファ♯、ファ、という感じになる。

 

このラインとNハモの響きがすごく美しくて、この和音の中でハモマーフレーズを弾くと、Ðハモの時とは全く別の響きに聞こえてくるんだよね。いや~不思議だけど、見方によってこんなにフレーズの印象が違うんだなと驚きますね。

 

まあ、どちらかというと、Nハモの方が、響きは綺麗だし、ヴァリエーションも色々つくれそうだな~という感じはするんだけど、まだ、詳細は研究してないのでハッキリはわかんないな~。

 

でも、この二つは、上手く使えば、モーダル的な使い方もできそうな感じもする。なので、特に、Ðハモの場合に、マンネリカへの対処法として有効かもしれないな~。

 

はい、じゃ、今日はNハモの方をやってみるとしますか~。

 

じゃ、またね~('ω')ノ