音楽の行方

ども、こんちは、なんか急に秋めいてきてますよね~。風が北風になって気温も下がってきたな~って感じで、今年は夏が猛暑だった分、涼しさが恋しい、秋が恋しいって感じはしますねw

 

近くの桜並木も葉っぱが枯れ落ちてて、通りには枯れ葉が舞い散ってる感じですよね~。こういう季節って「夕暮れ時」がなんとも哀愁があって、「黄昏時」なんて言い方もしますけど、あの感じ分かりますね。

 

切ない感じってのもあるんだけど、寂寥感というのかな~、孤独感のある季節でもあるかな~。今日もちょっと「キャンベルタウン公園」という私の行きつけのお気に入りスポットにいってきたんだけど、木々も枯れ葉になり始めていて、季節を感じましたね~。

 

いやでも、今日は風が強くて、帽子被っていったんだけど、何回も飛ばされそうになって大変でしたねw 

 

さて、そんな初秋の散歩道だったんだけど、散歩しながら思ったのは、音楽って色んな事ができるようになっていくと、なんだか飽きてしまう傾向もあるよね~ってことかな。

 

ギターにせよ、鍵盤楽器にせよ、最初見たときのあのカッコよさとか、派手さだとか、そういうものって、自分でもやりだして、仕組みが分かってくると結構そんなもんだったんだなってのが分かってくるんだよね。

 

丁度手品の仕掛けが分かって、最初に見た時みたいな驚きがなくなってしまうような、そんな感じがある。でも、せっかく勉強して、技術なりなんなりを身につけたのに、なんだかその先が「萎え」だとなんだかガッカリしちゃうよねw

 

逆に、音楽以外の、経済的な分野とかだと、技術的な発展と経済的な発展は同じで、ほぼ無限に発展していけるし、それだけの可能性は秘めている。

 

例えば、ラーメン屋さんでもいいし、何かを売る商いでもいい。そういうものは、作れば作るだけ売れるものなわけだし、経済規模はどんどん拡張していって何も問題はない。

 

だが、音楽は違う、、

 

音楽は、成長し、完成されるほど、経済的な発展とは結び付かなくなってしまうw 何故なら、音楽に無限のパターンなんてのはないからだ。曲はたくさん作れるかもしれない。でも、マンネリ化というのは避けようがない。

 

音楽よくわかってなかった頃は、無限にいい曲が作れると思っていたけど、色んな事が分かってくるにつれて、そうじゃないってことが分かってくるんだよね。メロディにしても、コード進行にしても、有限性があるんだなってことに気づくんだよ。

 

そうなると、曲が作れなくなってくるというか、似たようなものを量産するってことはできても、もっと根本的なオリジナリティみたいなものは生まれてこない。だから、新しいものを作り出すのはとても困難になってくるし、ぶっちゃけ、もうこんだけできればあと要らなくね?って感じもするw

 

だから、他の経済的な分野と比べれば、音楽ってのは発展するほど経済とは結び付かなくなるというw 変な宿命を持ってるんだよねえ。

 

なので、努力が報われないみたいな、問題もあるかな~。こんなに頑張って努力してるのに、マンネリ化という壁を超えることはできないw 反面、他の経済的な分野では、作って売れば、無限に売れるわけだから、それができない音楽というジャンルは、なんだか不利かな~なんて気がするね。

 

ぶっちゃけ、音楽は商売にはならない、とも言えるし、興行としては成り立つけど、無限に量産し、増産できるようなものではない。その点では、商売としては、不利なものだな~と思うんだよね。

 

まあ、例えば、無限にコード進行が存在する、そんな世界があったとすれば、無限に面白い曲を作ることはできるし、それを販売すればバンバン売れるだろう。でも、残念ながら、私たちの生きている世界には無限にコード進行が存在するなんてことはない。

 

持論だが、どんな優秀なミュージシャンでも、一生の内に作れる曲は「30曲」ぐらいだと思う。曲自体は何曲でも作れるかもしれないが、ほとんどが水増しされた類似品に過ぎない。厳選し、本質的なものを選び抜けば、やっぱりモーツァルトだろうが、ベートーヴェンだろうが、イングウェイだろうが、30曲前後に収まると思う。

 

そして、それが音楽の1つの限界なんだろうなと思う。1つのジャンルの寿命ってのもまた同じようにあって、クラッシック音楽とか、ジャズとか、ロックとか、ポップスとか、そういうのは無限に曲がでてくるわけではない。

 

私の感覚から言うと、1つのジャンルが生まれ発展し完成されていくのは、だいたい50年ぐらいだと思う。短命なものだが、それぐらいの期間にだいたいのスタイルが完成されメソッド化され、終焉を迎えていく。

 

うむ~、こういう現象はもしかすると、音楽だけに限ったことではないのかもしれないが。他のジャンル、美術とか、工芸とか、そういう職人的な世界では、やっぱり様式的なものが完成されていく傾向というのはあるのかもしれないな~。

 

しかし、そうなると、、課題は、「経済」ってことになるよねえ。新しいものが生まれなくなるのだから、商売にはしにくくなる、、同じ曲が毎年毎年何千枚も売れていくような、そんなことはあり得ないわけだからね。

 

歌舞伎にせよ、伝統工芸にせよ、素晴らしく研鑽されたものではあるが、新しいものが生まれない、というそういう問題もあるんだよな、、

 

ふふ、まるで、今の日本の少子化のような現状と似てる感じもするが、人間も同じように、研鑽され、完成されていくと、経済的な増産性とは無縁になっていくのかもしれないな、、

 

はい、なんかとりとめもない感じの話でしたが、初秋のキャンベルタウン公園で考えたことでしたw

 

では、今回はこのへんで、よい秋を楽しんでね。またね~('ω')ノ

 

 

 

ちょっとメランコリーな感じでなので、こういう曲ですw 高齢化社会ですからね~w