ネオクラ話

1980年代に誕生した「ネオクラシカル」というジャンル。クラシック音楽のスケールやメロディ、分散和音といった革新的なテクニックが開発されたジャンルでしたが、あれからもう50年近く時間が経つんでしょうか。

 

開祖イングウェイ師匠も50過ぎのおっさんになってきていますがw でも、そのテクニックには未だ衰えた感はありません。音楽シーンがネットを中心に様変わりしてしまったというだけで、実力は不動だと思います。

 

で、日本でもこのジャンルはかなりの?いや、それなりの人気があって、でも、世界に通用するようなプレイヤーというのがなかなか出てこなかったんですけどね。ところが2000年代に「ヤングギター」という雑誌でテクニカルギターブームが起きて、テクニカルギターを専門に教える専門学校というのもでてきたのも大きかったかな、名だたるギタリストが多数でてきたんですよね。

 

それまでは、日本人にはあんな速弾きなんてできない、イングウェイなんて弾けないと思われてた気がしますが、最初にその常識を打ち破った出会いだったのが、「太田カツ」さんというギタリストでしたね~。

 

今でも当時のDVDを持ってますが、イングウェイそっくりなフレーズと言われたりもしたけど、そんな事はおいといても、あれだけ弾けるというのが驚異的でしたね。

 

よく、ギタリストを評価する時に「オリジナリティ」という言葉が使われますが、私は、その点にはあまりこだわってなくて、やっぱり、コピーでもなんでも、「技術」が優れているというとこに惹かれるんですよね。

 

オリジナリティはなくても、技術が優れているのはやっぱりすごいと思うし、技術があってもオリジナリティがないというだけで低評価してしまうのはどうかなと思います。

 

そんな技術志向の中で、2000年代のヤングギターでは、世界で通用する技術を持ったギタリスト達が多数でてきましたね。大村さんも凄かったし、Syuさんも凄かったし、片田さんも凄かったな~

 

ほんと、あの頃のヤングギターは超絶レベル度が凄かったですw

 

そして、ネットの世界でもギター革命が起きまして、有名な「チアゴ・デラ・ヴェガ」さんの「熊蜂」ですね。あれも驚異的でしたね。世界は広いなというか、あれってやっぱり、イングウェイやスティーヴヴァイ以上のテクニックというのが存在するのだというのが驚きだったな。

 

もうこの二人以上のテクニックはないだろう、これが人類の上限だと思っていたから、チアゴさんみたときには、目から鱗がいっぱい落ちましたよw

 

まあ、その後、この人間超えた超速弾きの世界というのは、とんでもない速さにつき進んで行くことになるのですが、もう、普通の人には何を弾いてるかわからない世界です。

 

さて、そんな世界的な動きと連動して、日本でも有名なムーブメントがありまして、それがケリーサイモンさんの超絶教則本シリーズだったんですけど、マニアの間で話題になって、ユーチューブで実演が公開されるようになって、そのうち、この著者は一体誰なんだろう?というとこに注目が集まるようになってね。

 

で、その著者こそがケリーさんという、実在する人物でw こんなすごい人が日本にいたのか、という驚きでしたね。

 

ケリーさん昨年は、マークボールズさんとも共演なさっていて、素晴らしい成果を残してらっしゃいましたが、しかし、どうせなら、やっぱり、どうせなら本家イングウェイ師匠との共演が見てみたいですよねw

 

ケリーさんとイングウェイさん、うーん、この二人が共演したら一体どんな音楽になるんだろうと、想像しただけ興奮してきますよね。

 

私はあまりライブとかにはいかない方なんですけど、この共演が実現したら、是非見に行ってみたいなと思いますw

 

はい、こんな感じで、エレキギターというのは本当面白い楽器だなと思いました。開発されたのもまだそんな昔じゃないからね。これからもっと色んな奏法やらスタイルがでてくるんだろうな~ 楽しみです(*^-^*)

 

じゃ、今回はこのへんで、お疲れ様でした('ω')ノ

 


Yngwie J. Malmsteen – Far Beyond the Sun (Live)

 

ネオクラの定番曲ですね。しっかし、イングウェイ師匠も随分苦労してたよね。色んなとこから、あんなの好き勝手弾いてるだけだとか言われてたしさw あれ全部分かって弾いてるんだよね本当は。

 

オリジナリティも分からなくはないけど、技術ってのも凄いよね~やっぱさ。